2013年12月17日

思 い


先日 金銭的な事情から、火葬のみ(火葬して終り)の依頼を受けました

ご身内は たった1人(息子様・60歳位かな?)

葬儀屋の私にも ご住職様にも申し訳なさそうに

肩を丸めていました

そんな息子様が

「1つだけお願いがあるのですが…」

「何でしょう?」

「斎場へ行く途中に母が居た〇〇ホームに寄ってくれませんか?」

「分かりました」

「料金は?」

「変わりませんから大丈夫ですよ!」

〇〇ホームへ行くと庭先にお友達や職員の方々がお待ちになられ

霊柩車からお棺を出し 棺の扉を開け お別れをしてもらうと

皆さん お泣きになり お別れの歌を歌ってくれました

息子様も涙され

「母が大変お世話になりました」

「ありがとうございました」

そんなお姿を前にして

「この涙には どんな思いがあるのかな…」と思いました

お友達や職員の方々に対する感謝の思い

母に対する感謝の思い

亡くなって悲しい思い

葬儀をあげてあげられない悔しく情けない思い

でも…

ご母堂様はそんな「思い」を喜んでくれていると思います

それから斎場へ到着して火葬が開始されると私は場を離れるわけですが

ご住職様は1人ぼっちのご子息様を思い

「私はここに残るから…」

そう言い収骨まで ご子息様のそばを離れなかった様です

ご住職様という立場は関係なく

「人」としてなかなか出来る行動ではないと思います

「ほんとうの優しさ」

「人として男としての大きさを感じました」

今回もそうですし 頭にあるのが葬儀を通して自分に

「何が出来るのかな?」「何をしたいのかな?」

自分って…まだまだだな…

posted by 山 典 at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 会員制度(無料) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック